医院ブログ

マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン Invisalign)

2012年7月31日

福井県、福井市の矯正歯科みねた、院長の峰田です。今回は、比較的新しい治療方法についてのお話しです。

取り外しの出来るマウスピース型矯正歯科装置であるインビザラインという、透明なシート素材を使ったカスタムメイド矯正装置によって矯正治療を行う方法です。2000年にシカゴで開催されたアメリカ矯正学会に出席した際に、矯正材料メーカーが展示発表する会場で正式に発表されていました。その際知り合いのアメリカのドクターから、「軽度な症例にはとても良いよ。」と勧められました。アメリカでは矯正治療は非常に一般的で、日本人なら治療したいと思わないような歯並びでも矯正治療を受ける方が非常に多いです。そのような非常に軽度の歯並びの乱れを治療するのなら、なんとかなるかなと思われました。しかしながら、日本での一般的な非常にガタガタの多い歯並びを治すには、この方法だけではかなり無理がある事は明白でした。

数年前より日本にも導入されてきましたが、薬事法的に問題があったりしたようなので様子を観てきました。最近薬事法的にも問題はないとの事を聞き、発表されてから10年少し経って改良もされてきたようなので、もう一度詳しく話を聴きに行ってきました。やはりインビザライン単独では、かなり適応が限られると思いますが、他の方法と組み合わせたり、ブラケットを付けている期間を短くするために応用したりといった方法も考えられ、10年前よりはかなり使用してみる事に前向きな考えになりました。導入することを考えての話を聴くタイミングとしては、丁度良かったと思いました。

他にも見た目は似たような装置はありますが、このインビザラインは患者様の歯型を3次元で立体スキャンして、それを基にコンピュータで治療をシミュレーションして、少しずつ移動させるアライナーを治療に必要な組数作って、定期的に交換することによって治療していきます。

成人の患者様でインビザラインで治してみたいと思われる方は、是非ご相談してみて下さい。詳しいご説明を致します。(患者様の状態によって、適応出来ない場合や、ブラケットを組み合わせて治療する必要がある場合もあります。)

*追記:本器具は薬機法対象外であり、医薬品被害救済制度の対象とならない可能性があります。

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