矯正治療はいつから始めたらいいの?
2013年10月2日
こんにちは、福井県福井市の矯正歯科みねた、院長の峰田です。
よく聞かれる事の中に、「矯正治療はいつから始めればいいの?」というご質問があります。流行で言えば「今でしょ!」(笑)と、冗談はさておいて・・・ 矯正治療自体は、大人になってからでも可能です。しかしながら身体の成長発育の事などを考えれば、歯の状態や身体の成長具合で個人差はありますが、10歳前後の時期に開始するのが、一番良い時期と言えるでしょう。成長が旺盛な時期に矯正治療を行う事で、悪い歯並びのまま放置するよりも、良いバランスで成長を促せます。また、第2乳臼歯という乳歯の一番後の歯が残っている時期に開始する事でスペースを利用したり、歯を支える歯槽骨も柔軟性があるので、永久歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。
ただし、この時期お子様自身が治療を嫌がっていたりすると、治療が進まなかったりする場合もあります。そういう点では、お子様が自信の歯並びを気にして、治したいと思いだした時も良い開始時期と言えます。
このように歯や身体の事だけで考えれば、混合歯列後半の永久歯に生え代わってしまう前の時期に矯正治療を開始するのが良いですが、歯や身体だけでなく、いろいろな条件もあります。また、歯の生え替わり状態や、全身の発育状態は個人差が多きため、同じ年齢でも子どもさんによって状態がたいへん違います。年齢だけで、判断をしないようにお気を付け下さい。良い時期に治療を開始できるためにも、7〜8才頃には一度矯正治療のご相談されることをお勧めします。